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●はじめに
- 2000年10月14日から、共通カードシステム「パスネット」が首
都圏の私鉄16社で導入される。さらに来年度は3社の追加が予定されている。
- バスには対応していないが、関西圏の「スルッとKANSAI」に匹敵する共通
カードシステムといえる。
- 1枚のカードで会社の違いを気にせず乗り降りできるのは非常に便利で
あるが、その反面、裏では不便なことや問題点も少なくない。この辺に着いて
は、導入後次々と表面化してくると思われる。
- 今回は、その辺を少し真面目に書いてみようかと。
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●便利になること
- なんか悲観的な出だしでしたが、利用者としては共通カードのメリット
は大きいのはいうまでもないです。特に他社と相互乗り入れを行っている会社
線においては特にメリットが大きいと思います。
- 西武に限っていえば、有楽町線から乗り越してくる場合、今までだと西
武線内の下車駅で前引き分(160円)を差し引いた額を精算し、カードは次回
利用前に営団線の駅改札で「出場済み」の処理をしてもらわなければならなかっ
た。これは利用者/駅係員双方にとってかなり面倒なことであった。
- この点だけにおいても十分にメリットは有る。
- また、利用者は会社毎に複数のカードを持つ必要がない。サイズはどこ
も同じなので間違えて他社のカードを入れてしまうこともままある。(Cla
ssyも時々やる) 間違えれば、もちろん引っかかる。
- 完全にこれ1枚でというわけにはいかないが、JR東日本のイオカード
/バス共通カード/パスネットの3枚があれば、首都圏で移動するのにさして
困らなくなる。
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●なにが問題か?
- パスネット導入で利用者が不便になることはあまりないと思う。
- ちょっと特殊な事例を
「Seibu Topics」
に挙げたのであわせてどうぞ。
- ここに挙げた以外で不便になることはおそらくそうはないと思います。
- 無論、導入当初はかなりの混乱が利用者/駅係員の双方にあると思いま
す。鉄道側も限られた時間の中で万全の体制を整えようとしているのはいうま
でもありませんが、やってみないとわからないところも多いと思います。
- 利用者側では、
- ・既存のカード(レオカード)やイオカードなどとの混同
- ・JRとの連絡(特に拝島・国分寺)
- そして、駅係員側の混乱もあるかと思います。
- 最近西武鉄道では、各種駅務機器の導入などによって、省力化・合理化
が行われているが、今回のパスネット導入はこれらを上回る大改革になるはず
です。
- 今までは基本的にすべてが自社内で完結するものでした。よって多少ミ
スがあっても大きな影響は起きなかったでしょう。
- しかし、今回は16社が相手です。しかも基本的に金銭が絡みます。そ
の分取り扱いも難しくなります。
- それだけ事前の準備もしているとは思いますが使い始めてみると予想外
の事態は発生するでしょう。それに対してどう対処できるかが大きなポイント
かもしれません。
- まぁ、どこの職場にも「トホホ」な人はいるものですが・・・。
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●まとめ(まとまるのか?)
- なんか、よくわからない文章になってしまった。
- 書いてるうちに自分でもよくわからなくなってしまった。
- その辺はおいおい修正・加筆をしていおうと思う。
- さて、いよいよ「パスネット」スタートです!
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