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●はじめに
- 列車運行管理システム「セムトラック」導入と同時に使用開始となった
現在の自動放送ですが、いろいろと面白い(ふざけた?)ことをしゃべってく
れます。今回は、そういった事例をいくつか紹介したいと思います。中には、
現在では聞くことのできないものも含まれています。
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●その1 「各停 仏子ゆき」
- まずは、つい最近仕入れたネタです。
- 毎年11/3の航空自衛隊入間基地での航空祭にあわせて運転される
入間市ゆきの臨時電車(小手指ゆきを延長)があります。
- で、この電車の自動放送は、なんと、
- 各駅停車(準急) 仏子ゆき
- なのです。
- カラクリは、この電車の入間市到着後にあります。
- 入間市には、待避設備はありますが、折返し設備はありません。このた
め、電車は一つ先の仏子で折返します。(もちろん、入間市〜仏子は回送扱い
です。)
- このため、セムトラック上では、終着はあくまで「仏子」なのです。こ
のため、自動放送は、こんな放送をするわけです。
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●その2 「凍結防止電車」
- 凍結防止電車とは、降雪時に架線着雪や線路が雪に埋もれないように、
1時間に1本くらい(本数は降雪の度合いで変わる)の割合で運転される回送
電車のことです。
- 普段の回送電車だと
- 「まもなく1番ホームに電車が参ります。この電車にはお乗りになれま
せん。」
- という放送なのに、凍結防止電車に対しては、
- 「まもなく1番ホームに回送電車 保谷ゆきが8両編成で参ります。白
線の内側でお待ちください。この電車にはお乗りになれません。」
- という放送をします。
- 何ともずれた放送をするものです。白線の内側でお待ちくださいといっ
た直後に「乗れない」って言うんだもん。ひどいよねぇ。
- この放送は現在では聞かれなくなりました。
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●その3 「小平〜萩山間に途中駅」
- 言うまでもなく、小平〜萩山に途中駅はありません。(昔は本小平なる
駅があったようですが・・・)
- で、小平の4番ホームで、快速急行 西武遊園地ゆきを待っていると、
- 「まもなく4番ホームに快速急行 西武遊園地ゆきが8両編成で参りま
す。この駅を出ますと萩山までとまりません。」
- という放送をします。まるで途中に通過駅があるみたいでしょ?
- 現在は、快速急行から急行に格下げされたのでどうなったかはわかりま
せんが・・・。
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●その4 「下山口を通過する各駅停車」
- 各駅停車とは、言うまでもなく各駅にとまります。当然ですね。
- でも、そうでない各駅停車があるんです。
- 野球開催日に運転される、快速 西武球場前ゆきがそうです。「何だ、
快速じゃん!」と思われるでしょうが、まぁ話は最後まで。
- 普段運転される快速(所沢or小手指or飯能ゆき)は、ひばりヶ丘以遠各
駅にとまります。ですから、この区間の駅で待っていると「各駅停車」と案内
されます。まぁこれは問題無いですね。
- ただ、西武球場前ゆきは下山口を通過するので、この区間でも「快速」
と案内されるのが正当です。実際、休日に運転される快速 西武球場前ゆきは
「快速」と案内します。
- ですが、野球開催時の臨時快速に限っては「各駅停車」と案内するので
す。まったくもっておかしな話です。
- これは苦情のもとになっているようですが・・・。
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●その5 「東久留米〜ひばりヶ丘の信号所」
- もちろん、そんなものはありません。
- これも野球がらみの話ですが、野球開催日には、西武球場前からの各駅
停車 ひばりヶ丘ゆきが運転されることがあります。
- 東久留米でこの電車を待っていると
- 「まもなく1番ホームに各駅停車 ひばりヶ丘ゆきが8両編成で参りま
す。ひばりヶ丘へお急ぎの方もこの電車をご利用ください。」
- と、まるで場合によってはひばりヶ丘までに抜かれることがあるかのよう
な放送をします。
- 今回のダイヤ改正でひばりヶ丘ゆきはほとんどなくなってしまったので、
まず聞けません。
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●おまけ 「三峰口・長瀞、寄居ゆき」
- これは単なるおまけです。
- 西武の自動放送は、細切れになった単語をつないで再生しています。普
通の行先なら、それで一つの単語になっているのですが「三峰口・長瀞、寄居」
ゆきに関しては、「三峰口」「長瀞」「寄居」という3つの単語をつないでい
るので、とても変です。
- これは、文章で書くより聞く方がいいでしょうから、そのうち録音して
くるとしましょう。
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●最後に
- 今回のネタは、どっちかというと言いがかり・上げ足取りといった系統
のものです。
- にもかかわらず、ここまでお付き合いくださってありがとうございまし
た。なんかネタが見つかれば追加するかもしれません。期待せずに待っていて
ください。
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